空冷車のバルブクリアランス調整について!
あれっ!エンジンが回らない?
ポイント・プラグについて
ブレーキについて
チェーン・テンショナーについて
初めまして!・・・(*^_^*) ・・・

 

空冷車のバルブクリアランス調整について!


◆空冷車のバルブクリアランス調整については結構お尋ねが多い
  様ですので、簡単ですが以前メールで対応しました内容を貼り
  付けておきます。多少参考になればと思います・・・

  先ず、カムシャフトの位置ですが、一般的には調整しようとする
  シリンダーを圧縮上死点にして行えば良いのでしょうが・・・

※N・ライフの場合、カムシャフトはシリンダーヘッドのカムシャフト
  軸受部で両端を支えられており、軸受部とカムシャフトには特に
  エンジンが冷えている時に遊びがでますので、R及びL側の一方
  がバルブをリフトしている状態ではカムシャフトが傾く傾向がある
  ので吸排気ロッカーアームのどちらかがR・L両方にリフトしてい
  る状態にして調整するのが正規だったと思います。
  ですので、Rの吸入とLの排気がリフトしていて、Rの排気とLの
  吸入が、確実にカムのベース円上にある、というようにして、
  ロッカーアームのロッキングボルトをゆるめ、エキセントリックに
  なっているロッカーアームシャフトを回転させて調整です。残りも
  クランクを一回転させ同じ様に確認の上調整して終了です。
 
  バルブクリアランスは、冷間時に吸排共0.10mmで大丈夫だっ
  たと思います。

  以上です。 

  但し、私が旧車整備をやっていたのは随分前で、シックネスゲ
  ージは勿論有りましたが、使わずにエンジンを暖機後、感覚で
  調整していた状況でしたので、あくまでも参考でご覧頂ければと
  思います。

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あれっ!エンジンが回らない?・・・

Nはたまに、こんなふうにダダをこねる事がある。・・・乗っていると
一度はこんな目に遭っていると思います。

原因としては、・・・
ブラシの磨耗によるスターター作動不良及び
、充電不足(車の使用状態にも左右される)によるバッテリー上り
(消費電力過多による場合も有り)又は、
、スターター&レギュレーターの不良(接点の焼付き等)
、上記レギュレーターからステーターまでのハーネスの状態
(取付け部分の接触不良もたまに有ります。)
等々考えられる原因はまだまだ有りますが主な所を挙げてみまし
た。

取りあえずエンジンを始動するには、(応急処置)・・・

先ず、バッテリーを別の車のバッテリーとブースターケーブル(古い
車の場合上記プラス牽引ロープの携帯&JAFに入会しておくのが
常識だと思うのですが。)でつないでエンジンの始動を試みてみる。

何も無い場合
は・・・押しがけが手っ取り早いし効果的で意外と簡
単に出来るので試してみて下さい。要領的には、緩やかな下り坂
だともう最高の条件ですが、そんな都合のいい状況は殆ど無いで
しょう。
でも、心配無用!平坦路でもN360は車重が軽いのでそんなに
力を入れなくても意外と楽に動いてくれますよ。
但しイグニッションのS/Wを入れてから押した方が楽だと思います。
(飛び乗ってからクラッチを踏みシフトを入れS/WもONでは車速が
落ちてしまうので・・・)
ブラシ磨耗の場合の交換について一寸!・・・
先ず、ブラシ スプリングを引き上げておく工具(先の方で引っ掛け
られる様にしたかぎ棒)を作る、次、ブラシの配線を止めてあるビス
を緩める為のドライバー(超ミニスペース用の薄いドライバー)
次、クランクプーリーを取り外す為の、プーリー押さえ工具(特殊
工具)
これらを揃えていると随分と楽に電装屋さんで
数万円の作業がブラシの部品代のみです。(出先でのトラブルに
対してポイント&プラグ +ブラシ四個の部品を車載してると気分も
余裕ですよ。)

・・・注意です・・・上記工具ドライバーの使い方(力の入れ方)で
すが、押さえが7割、回しが3割の様な力の入れ方で回す。決して
無理に回さない。もし、無理してビスの頭をつぶしてしまうと
スペースが無い為にそのビスを外すのに大変苦労する事に・・・
念のために・・・

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ポイント・プラグについて・・・

N(古い車)にとって点火系統はいつも(寒い時は特に・・・)気に
なる箇所です。この当時の車は大抵、ポイントの接点が焼けて
始動不能及びアイドリング不調や加速不良のエンジントラブル
につながっていました。それで、数ヶ月定期でポイント・プラグの
点検が必須作業です。でも、ポイントはフルトラ点火方式(和光
テクニカル etc )に変更すると一応メンテナンスフリーにもなりま
すが定期的に点検、清掃でも十分です。そこでメンテナンスでの
ポイント!(さぶっ! 笑; ) まずは、交換時も同じですがギャップ
(ポイント隙間 正規・0.3mm〜0.4mm)約0.45mmしっかり取る事と
点火時期を多少早めに調整する。それで、体感出来るほどエン
ジン回転が軽く、上の方でもよく回ります・・・もちろん、殆どの方
がやって居ると思いますが・・・まだの方は調整してみて下さい。
では、プラグですが、これは車の使い方によって選定するのが
ベストだと思います。基準はシングルキャブ車 B-7ES(NGK)・ツイ
ンキャブ車 B-8ES(NGK)ヒート・レンジは中熱ワイドです。私の場
合は、BP-5ES(NGK) を使う事が多いです。距離をあまり走らない
のでヒート・レンジをワイド・レンジ(温まりやすくて冷めにくい)の
プラグを使う事でかぶりの症状が出にくくなります。(B-5ESより
BP-5ESの方が電極の飛び出しが多いのでいっそう冷めにくい)
・・・注・・・BPタイプのプラグを使用する場合、取付け後クランク
シャフトをメガネレンチ等で回しバルブやピストン等に接触が
無い事を確認してからエンジン始動を行なう事。チューニング
してある車は特に注意して下さい。・・・ピストンヘッドの形状
によっても、当たる場合が有りますので・・・

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ブレーキについて・・・

N360&ライフ・ステップバンだけではなくて旧車に乗ると
感じるのがエンジンパワーはよく扱ってトルクが出ている車は
多いのですがブレーキ(制動力)の貧弱さはそのまま、と言う
のが一般的な様な気がする!・・・(^_^;)

そこでNのブレーキ強化対策について少々(本当に!少々!)
純正・ノーマルにこだわる方は(フロント・リヤ)ホイールシリンダー
本体がスムーズに動いているかどうかの作動チェック(よくシリン
ダーがバックプレートに固着しています。)とドラムとシューのクリア
ランスの調整、結構こまめに!すぐペダルが深くなると思いますの
で・・オートアジャスター(自動調整)にしと居てほしかったなー!・・
仕方がありません、深くなったら調整!調整!デス。

根本的にはフロントの作動方式を変える。ホイールシリンダー
をライフ・ステップバンの両開きのタイプに交換しそれに伴い
バックプレートも交換改造ブレーキラインも少々改造NVだと
これでブレーキフィーリングが全然違います。NUはリヤを
NV用にそっくり交換します。と、ここまでがベーシックな改造

前述では、不十分です、一気に追加版やりましょう・・・

結論!・・・マスターバック取り付け追加・・・ZのGS用マスターバック
単体型(これはなかなか無い、あっても作動が非常に非常に不安!)
それで自分が使うのはブレーキのマスターシリンダーが一緒になっ
た一体型、今の軽自動車用を解体より利用・・・これでバッチリ、
作動も安心、ブレーキのマスターシリンダーもタンデム(前後独立
2系統)に、でも改造個所多数有り、念のため!
備考: 自分の車(TOPページ白のNコロです)がこのパターンで組ん
で居ますがフィーリングも上々です。

(注)上記内容についてはあくまでも自己責任にてご判断ください。

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チェーン・テンショナーについて・・・

*N360でしばらくエンジンをかけていないと、かけ始めのとき
チェーンとタペット音がひどくて胸が痛い時があるが (' _`;)
タペット音はオイルがまわればすぐに無くなるはず
N360ではオイルプレッシャーが低いので多少仕方ないかも・・・

で、問題なのはチェーンの方、シリンダーなどケース類を削って
もう大変!・・・・・( ̄ー ̄;)

そこでチェーン・テンショナーをメカニカルタイプに交換すると
気分爽快(^-^*)にNのサウンドが楽しめる。(*^_^*) 
レース・競技用だけではなく、普段に組付けしていると
エンジンかけ始めのメカニカル音
が静かで実に気持ちがいい。 ♪(@^▽^@)♪

・・・( でもチェーンの張り具合だけは十分に注意すること )・・・
 

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初めまして!・・・(*^_^*)・・・

自分もですが旧車を維持して行くのは大変です。・・・(^_^;)
技術的な事、パーツ等々・・・

古い車を持っている方は各自に大変多くの情報を持って居るので
お互いの問題を解決するには・・・その情報交換をする事が
一番の近道だと思います。情報交換を致しましょう。

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何かありましたら にてよろしくお願いします。